千種区のきたなシュラン ―カレー編―

どーも、ニートです。

 

以前、ニートは川名駅そばにあるきたなシュランのラーメン屋さんを取り上げましたが、名古屋にはまだまだたくさんの美味しいきたなシュランが存在します。

 

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その1つに池下駅から徒歩10分ほどの場所にある「幸(ゆき)」さんがあります。

 

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外観は明らかに建設されてから30年はゆうに超えていることをうかがわせる見た目。看板はほぼ半壊状態ですし、入り口のドアは歪み過ぎて開けるたびにもの凄い音がします。

 

ニートはさっそく店内に入ったのですが、店内の空気もすごい。まさに昭和に戻ったかのような雰囲気で、オープン直後で既にほぼ満席。

 

テーブルの椅子もゴム張りの昔ながらの備え付けの座席です。

 

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席についても水を持ってきてもらえるだけで、メニュー表も何も出されないので、とりあえず今日のお目当ての「カレー(大盛り)390円」を注文。

 

普通盛りなら350円と、とにかく安い。安すぎます。こちらのメニューには全てにサラダが自動的についてきてこのお値段なのですから、驚きです。

 

ちなみに、こちらのメニューは「カレー」「カツカレー」「ハヤシライス」「カツハヤシ」「カツライス」の5つしかありません。量も「普通」「大盛り」「盛々」と3パターン。何とも男らしいラインナップです。

 

そして、さらに驚異的なのが提供までの時間で、注文してからテーブルに届くまでの時間が大体20秒ほど。某牛丼チェーン店並みの速さです。

 

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まずはカレーを一口。

 

ルーは、いわゆる「日本風のカレー」。ドロドロとした粘り気のあるルーで、液体どころかほぼ固体のような粘り方。

 

一見、具が何も無いように見えますが、具材をほぼ形が無くなるまで煮込んであるカレーなので、わずかに感じる牛のゼラチン質や肉の筋の味がたまりません。

 

これは350円で食べられる味ではないですね。間違いなく2,3倍以上支払っても違和感のない美味しさです。多くの方が訪れるのもうなずけます。

 

そこかしこで「席は空いてる?」「ちょっと待ってね」「持ち帰りってやっとらんよな?」「うちはやっとらんわ」なんて言葉が聞こえてきて、地域のお店なのだなあという印象。

 

わざわざ遠くから訪れる人は確かに少ないかもしれないけれど、地域の人が何度も何度も足しげく通うお店といった感じ。

 

決して接客が丁寧とは言い難いのに、それが温かく感じられます。こういう人のぬくもりの残るお店はいいですよね。

 

ニートもご飯を食べたらさっさとお金を支払い、後の人に席を譲って店を後にします。空気まで含めてごちそうさまでした。

 

自宅からはちょっと遠いのですが、お値段なども含めてぜひまた訪れたい場所です。

 

ちなみに、食べログでは営業開始時間が11:30~となっていますが、お店の人に尋ねたところ「11:00以降で準備ができ次第」ということなので、運が良ければ11:00からでも入店できます(確実に入店したいなら11:30からが良いかもしれません)。

 

以下に「幸」さんの情報を記載しておきます。

 

住所: 名古屋市千種区若水3-5-27

TEL: 052-711-3744

定休日: 火曜(店主の体調などで休みになる場合もあり)

営業時間: 11:00~14:00