ネットでは見つからない名古屋の隠れた名店を探しに
どーも、ニートです。
皆さんは、普段お店を探すときにどのようにして探されているでしょうか。多くの方は食べログなどのグルメサイトを利用されていることと思います。
ニートもよく利用するのですが、一方で、街中で見つけたお店にふらっと入るのも好きだったりします。それで、ネットにはまだほとんど情報が載っておらず美味しいお店を見つけた時は、1人でいい気分になったりします。
今回は、そんな「ふらっと入店」の中で見つけた美味しいお店をご紹介します。
それが、「赤いリンゴ」さん。
地下鉄「自由ヶ丘」駅から徒歩5,6分ほど歩いて、ひっそりとした住宅街のなかにポツンと佇むその姿に目を奪われたニートは、早速中へ突入。
店内は、店の下半分を赤い木で、上半分を白壁で覆ったお洒落な作り。最近のなんでもウッディな作りにしがちなカフェとは違い、昔ながらの“喫茶店”という空気がたまりません。
当然、置いてある漫画も懐かしさを感じさせる古臭さ。ニートは喫茶店で漫画を読む習慣はありませんが、「ドカベン」「男塾」といったラインナップは当時の情景を思い起こさせます。
そして、個人的に最も気に入ったのが、このテーブルとイス。
画像は少し分かりにくいですが、白い大理石のようなテーブルと赤くシックなシートの張られた木製の椅子。レトロ好きにはたまりません。
メニューは一般的な喫茶店のものかと思いきや、やけにカレーのラインナップが豊富。この画像以外にも、カレーのメニューが4,5種類ほどあります。そう、このお店のこだわりは何と言っても手作りのカレー。
オーダーを取りに来た奥さんに季節限定の「カキフライカレー(700円)」を頼みます。普通のポークカレーが580円なのですから、カキフライは120円。そもそもカキフライで利益を取る気はないのでしょうねぇ……。なんだかありがたい気持ちになります。
とは言え、ひょっとするとこの値段だと「微妙なもの」が出てくる可能性も否定できませんので、結構そわそわしながら待っていたのですが、ニートのオーダー1つに10分ほど待たされたので「ああ、このお店は安心だ」と思いました。
個人的に、カレーをオーダーして、それなりの時間を待たされるお店は外れが少ないと考えています。意外と、カレーは放置しているとスパイスの香りや煮込みの具合が変わるので、こだわっているお店だと提供する前にひと手間加える場所も多いんですよね。
否応なしに期待が高まります。
そして届いたのがこちら。
相変わらず、ニートは写真を撮るのが絶望的に下手ですね……。それは置いておいて、結構立派な食器で提供されてびっくり。場所柄や店の雰囲気からも、もっと庶民的な感じで、 一皿にライスカレーとして提供されると思っていました。
こういう「良い意味で予想を裏切られる」展開は嫌いではありません。
ルーは、比較的さらさらしている欧風カレー……というより日本風のカレー。スープを味わうのがメインで、具はほぼ完全に溶けだしています。
まずは一口分をご飯にかけていただきます。
サラッとしていながら、わずかにとろみのあるスープを口に入れて最初に感じるのは甘さ。そして、ルーがのどを通って行ったあとは、じんわりとスパイスの辛みが残っていきます。
うん。美味い。
なんて言うんでしょうね、ここより“美味しい”カレー屋さんは一杯あるでしょうし、ニートも何件かは思いつきます。でも、ここほど“落ち着く”カレーは初めて食べました。
何というか、食通が褒めるようなカレーではないけど、地元の人がこぞって何度も食べに来たくなるカレーという感じ。初めて食べたカレーなのに、懐かしい甘さでした。
カキフライも1人1人の分を毎回揚げているだけあって衣はサクサクで、一口噛むと中からカキの汁がブワッと溢れ出します。これが一個30円だというのだから驚きです。
いや、本当にごちそうさまでした。また機会があれば絶対訪れると思います。皆様も、自由ヶ丘駅の側に来ることがあればぜひ。
以下に、「赤いリンゴ」さんの情報をご紹介しておきます。
住所: 千種区自由ヶ丘2-9
TEL: 052-762-2387
定休日: 木曜、第二・第四水曜
営業時間: 8:00~17:00