はてなの“おすすめブログ”に載ったけどその条件が分からないから仮説を立ててみた
時間のある時にはGoogle Analyticsなどのアクセス解析を見て暇つぶしをしている事が多いのですが、最近はてなブログのアクセス解析を見て、やけにはてなブログからのアクセスが多いことに気づきました。
それで、原因と考えられるおすすめブログの欄を記事を更新した直後に見てみると、やっぱりそこに私のブログがあったわけです。
嬉しいと言えば嬉しいのですが、こういうのを見ると、まず何よりも「なんで?」という気持ちが湧いてくるタイプなので、さっそくその条件をググってみます。
で、検索してみたのですが、その条件は「分からない」という応えが返ってきました。ただ、分からないなりに仮説の検証はしてみたので、今回はそれを取り上げたいと思います。
一応、条件については考えている人も多かったので、そこで取り上げられていた仮説を出来る限り多くリストアップしておきます。
①毎日(あるいは定期的に)更新すること
②はてなブログPROに登録していること
③ブログの継続期間が長い
④はてなスターを利用していること
⑤プロフィールを書く
⑥ブログのURLをデフォルトから変更すること
⑦ソーシャルボタンを利用すること
⑧一定以上の読者登録数
⑨はてなの【お題】に投稿
⑩はてなオフィシャルブログにスターやはてブをつけること
⑪一定以上の文字量の記事を書くこと
⑫面白いこと
⑬安定したアクセス数
たくさんの仮説を提示していたブログさん↓
検証タイムー自分のブログからの反証ー
さて、仮説の検証に重要なのは反証だということで、まずは自分のブログの状況からサクッと反証できる仮説に赤字を入れてみます。
ちなみに、⑫番の「面白いブログを書く」という仮説は、1人では反証しようもないし、分かったところで「じゃあ面白いブログを書いて下さい」というのもあまりに味気ないので、ここでは省略(ただ、本当に面白さで選ばれている可能性もなきにしもあらず)。
①毎日(あるいは定期的に)更新すること
②はてなブログPROに登録していること
③ブログの継続期間が長い
④はてなスターを利用していること
⑤プロフィールを書く
⑥ブログのURLをデフォルトから変更すること
⑦ソーシャルボタンを利用すること
⑧一定以上の読者登録数
⑨はてなの【お題】に投稿
⑩はてなオフィシャルブログにスターやはてブをつけること
⑪一定以上の文字量の記事を書くこと
⑬安定したアクセス数
④、⑨、⑩番は「推奨」かもしれないけれど、少なくとも「必須」ではないです。はてなスターを私は利用していませんし、はてなの【お題】も最初の2回ほどで飽きました。はてなオフィシャルはチラッと目を通すだけです。
後の項目は私も実践しているので棄却できません。
他人様のブログから反証
それで、今度は「おすすめブログに入った人」と「おすすめブログを外された人」、「現在おすすめブログにエントリーしている人」のブログを参考に残りの仮説を排除していきます。
今度も否定される仮説には赤を入れます。そして今度は、条件として怪しいものには青を入れます。
①毎日(あるいは定期的に)更新すること
②はてなブログPROに登録していること
③ブログの継続期間が長い
⑤プロフィールを書く
⑥ブログのURLをデフォルトから変更すること
⑦ソーシャルボタンを利用すること
⑧一定以上の読者登録数
⑪一定以上の文字量の記事を書くこと
⑬安定したアクセス数
こうやって見ると、案外確実に反証できる仮説って多くありません。興味深いことに⑦ソーシャルボタンの利用、⑧一定以上の読者、⑪一定以上の文字量の記事を書く、⑬安定したアクセス数に関しては皆さんクリアしていました。
⑧番に関しては、少なくとも読者0人でお勧めになったと言う人はいませんでしたし、⑪番に関しては、最低でも皆さん1記事300文字は書かれていたようです。⑬番は「少なくとも数十PVは日に訪れている」という意味では皆さんクリアしていたと思います(ここは記事数やはてブ数からの推測です)。
一方で、③の「一定のブログ期間を経なければならない」という説は無関係な可能性が高いです。ブログ開始から14日でおすすめブログに掲載された人もいれば、最短で9日の人もいます。
ただし、この場合の無関係というのは、数か月記事を書き続けているかどうかは関係ないという意味であって、数日間は記事を書いている必要はあると思います。
極端な例を出せば、「今日ブログを書きはじめました」というのは、さすがにはてな側でお勧めかどうかを判断できません。まあ、こうした例外を踏まえたうえで継続期間説はおそらく否定出来ると思います。
②番も普通にはてなブログPROじゃない人がたくさんいらっしゃるので、棄却。⑥のブログのURLもデフォルトの人が普通にいらっしゃいますので排除。
⑤番のプロフィールに関してはちょっと怪しくて、「読書感想のブログ」という程度でもプロフィールだと言うならプロフィールと言えますが、必ずしも「プロフィールがおすすめブログに必須か」と問われると難しいでしょう。
ただ、確かに最低でも2行程度と、プロフィールをしっかり書かれている方が大多数でした。
で、重要なのが①番の毎日(あるいは定期的に)更新しているかという点。少なくとも、月に1本しか更新しないという人はいませんでしたが、必ずしも毎日更新する必要はないようです。
更新頻度で言うなら、最低で1か月に4本程度を不定期に書かれている方はいらっしゃいました。無関係とは言いませんが、更新頻度そのものはその程度の関係性のようです。
こうしてみると、最低限月に4本ほどは更新していて、ソーシャルボタンを利用し、一定以上の読者がおり、一定以上の文字量を書いており、安定したアクセス数を稼いでいる記事がお勧めに載るとなります。
ただ、なんかこの仮説って違和感ありませんか?私はちょっと美しくないなと感じたので、もう少し美しい仮説が立てられないか色々調べてみました。
仮説の最大公約数を考える
こうして他人様のブログを巡回している間に、気になるはてブコメントを見かけました。それが以下の記事のコメントです。
「私も一昨日の記事は載りませんでしたが、昨日の記事は載りました。」
「(おすすめブログから外されたという記事に対して)この記事は(おすすめブログに)のってるよ。」
こういったコメントが散見され、同じような現象を報告しているブログが無いか探しました。
すると、たった9日でおすすめブログに復活したと記載しているブログがありました。
ちょっとおかしいですよね。読者数も、ソーシャルボタンの有無も減少はしないので、「昨日おすすめに載ったのに、今日は載らない」なんてことはありえません。
他にも、同じ人が書いているブログ内で記事毎に文字量はそんなに大きく変わらないし、更新頻度は最低月に4回だってOKなのに、毎日更新している人がおすすめから外されるわけがありません。
そこで、考えたんです。「この仮説って1つに集約できないかな」と。
具体的には、「ここ数日、あるいは前日のはてなからのアクセス数によっておすすめブログは決定しているのではないか」と考えました。
これなら、「前日の記事はおすすめブログに載ったのに、今日は載らなかった。でも数日経ったら、また復活した」という現象も普通に起こりえます。
当然っちゃ当然ですが、はてなからそれなりのアクセスがある記事は最低限月に4本ほどは更新しているし、ソーシャルボタンを利用しているし、一定以上の読者もいるし、一定以上の文字量を書いているわけです。
しかも、「記事の更新が滞った場合におすすめブログから外される人が多かった」という現象も、「前日あるいは数日間のアクセスが少ないブログはおすすめに記事が掲載されない」という仮説に反しません。
もちろん、公序良俗に反する記事やスパムのような記事を排除する仕組みはあるでしょう。ひょっとすると、人為的に特定のブログを“ハネて”いる可能性もあります。それを踏まえたうえで、アクセス数に依存しておすすめブログを決定しているのだと考えています。
そして、多分おすすめブログには一定の枠があって、その枠に入るブログは前日、あるいはここ数日間のアクセス数によって決められているのではないかなあ、と思います。
結局のところ、「ではないか」「思います」で続くあやふやな仮説であるうえに、自身の仮説は反証しない(できない)という体たらくの雑文に、ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。
あ、私の仮説は大外れしている可能性があるので“保障”はしませんし、ここでの目的は問題を明らかにする作業を楽しもうよ、ということです。もしも本当におすすめブログ入りを狙っているのであれば、他の方が仮説に挙げられた13個すべてを実践するのが一番の近道だと思います。悪しからず。
補足
リスト入りするまでのタイムラグが数分もないので、多分人力で選別はしてないと思います
〉人為的に、というのは記事単位という意味ではなく、ブログ単位でスパムブログなどを最初から排除しているだろうという意味です。分かりにくかったですね。ご指摘ありがとうございます。
結局色んな要素の複合ポイントであらかじめ決まる、ということなのかなと。
〉複合なら複合で構わないのですが、少なくともここで取り上げられた13個の仮説がそれぞれ個別で見た時に“必須”かどうかを検討することは無駄ではないですし、もしそうであれば複合の要素を考えることも重要かと思います。