ブログのPVとファンの関係をなんとなく改めて認識した日

暇なときに自分のブログのアクセス解析を眺めていると、たまーに面白いことを発見する時があります。

 

最近、自分のブログのバズ時と平常時の「新規セッション率」を眺めていて興味深いなあと思うことがありました。

 

こちらがバズ時の新規セッション率&その他

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そして、こちらが平常時の新規セッション率

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20%以上の差があります。別に「新規セッション率が高い=悪い」ということはありませんが、これってニートだけの症状なのでしょうか。他のはてなブログユーザーの新規セッション率を見てみました。

 ※最近アクセスを公開されているブログで、パパッと検索にかかったものだけをピックアップしています。ご了承ください。

 

ブログ開設2周年/PV数などの「数字」で見るブログ振り返り - ぐるりみち。

956987セッション中、新規セッション率は69.19%。凄く大ざっぱな単純計算で約294847セッションはリピーターということです。

 

「ページ/セッション」が1.28ということなので、378696PVはファンが作ってくれたことになります。

 

月50万PVいったので、そろそろ広告を考えてみる - しっきーのブログ

312103セッション中、新規セッション率は74.08%。単純計算で80897セッションがリピーター。

 

「ページ/セッション」が1.80ということで、145614PVはリピーターです。

 

他にもいくつか例はありますが、おおむね似たような傾向になります。

 

いやいや、皆さんすごいです。

 

以下のサイトによると、Google Analyticsのクッキーの保存期間は2年ということですが、2年以内にアクセスしてくれる人はこんなにもいるのですね(この記事は2009年当時のものなので今も2年以内かは分かりませんが)。

 

新規セッション率が低いサイトは悪いサイト? Google AnalyticsでSEO | Google Analyticsの使い方&解析ワザ | Web担当者Forum

 

どちらもリピーターだけで私のブログのアクセスを軽く上回っているのですから、本当に天上の人です。しかも、Google Analyticsの新規セッション率の計算の仕方を考えれば、実際のリピーター数は上の単純計算よりもっと増えることでしょう。

 

そう言えば、某有名ブロガーさんも「ファンづくりは大事」とおっしゃっていました。

 

コンテンツの「質」で勝負するサイトは負ける。チャーハン写真で膨大なアクセスを稼ぐ「はあちゅう」ブログを見習おう : まだ東京で消耗してるの?

 

“ファン”という言葉で思いつくほど熱狂的でなくともいいのかもしれません。

 

ただ、「たまたま検索してブログのタイトルを見つけたらアクセスしてみる」「たまたまツイッターのタイムラインに流れてきたからアクセスしてみる」その程度には“自分の存在”を認識してもらった方がいいのでしょうね。

 

後は、アクセスが増えれば増えるほどリピーターの割合が増えていくというのも当然あるのでしょうけど……。

 

一方でこういう数字を見ていると、私のアクセス数程度で新規セッション数が落ち着いてしまっているのもどうなのかとも思います。まあ、本気でPVを稼ぎに行っているわけでもないので、増えたらいいなあ程度にゆるゆるやっていければ。

 

余談ですが、このように誰かの発言の意図を数字で確認できることって面白いですね。

 

PV数の公開に対して否定的な方をたまに見かけますが、本当の数字を公開すること“そのもの”自体に善悪は無いと思うのですけどね。研究者の世界だとローデータの公開って喜ばれるものですが、なぜ否定されるのでしょうね。

 

もちろん嘘の数値が公開されている可能性は否定しませんし、それを問題として「PV数の公開などそもそもしない方が健全」と主張されるのは分かりますが、「PV数の公開などけしからん!」という人もいるのは個人的にけっこう不思議だったりします。

 

まあ、他人の思惑や人となりなどが文面から分かれば苦労はしないですが。