ちゃんぽん発祥のお店でちゃんぽんを食べてきたよ

どーも、ニートです。

 

先日のランタンフェスティバルに引き続き、今回は長崎市内の観光に行ってきました。場所は先日の中華街から少し離れて、オランダ坂の方へと向かったエリア。

 

長崎には、オランダ坂やらグラバー園やらおシャンティな名前のエリアが多いのですが、意外と素朴な町並みやチ〇チ〇電車なども残っていて、散歩するだけでも楽しかったりします。

 

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個人的には、最後の写真が哀愁漂う感じがして好きです。街中の水路の中にポツンとある舟は何のために使われるのでしょうか。ニートのように無用の長物というわけではないでしょうが、その意図が気になる舟です。

 

にしても、いつも思うのですが、こういう水路沿いに住んでいる方たちは生活に不便しないものかと気になります。物干し竿も見えますが、洗濯物が海に流されたりはしないのでしょうか。慣れと言えば慣れなのかもしれませんけどね。

 

社会の荒波に流されることなくふらついているニートは観光もほどほどに、今度はご飯を食べるお店を探し始めました。背中とくっついてしまいそうなほど空腹のお腹を押さえて、たどりついた場所は「四海楼」。ちゃんぽん発祥のお店です。

 

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五階建ての巨大な建物をエレベーターで上り、最上階にたどり着くと、そこに広がるのは人・人・人の群れ。「リストに名前を書いてお待ちください」と予約者リストを眺めれば、そこにはすでに予約用紙2枚分の予約者名が書いてあります。

 

以前うかがった話だと、1時間以上は平気で待たされる有名店だとか。まあ、仕方ありません。ちゃんぽん発祥のお店というだけでなく、長崎の一等地の景色を最も美しく眺められるビュースポットでもあるお店です。人気があるお店なのでしょう。

 

でも、ここまで来たのですから、話のタネにでも食べておかないと負けた気持ちになります。

 

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たくさんのご家族やカップルたちが席に案内されていく姿を恨めしい視線で眺めながら、今か今かと自分が呼ばれるその瞬間を待ち続けます。さながら、大好きな本をネットショッピングで予約したのは良いものの、到着時間が分からずひたすら自宅待機させられる時の気持ちのよう。

 

手持ち無沙汰になるのを見越して店員さんが渡してくれたメニューを何度も何度も端から端まで眺めて、その瞬間を待ち続けます。そして1時間ほど待機したころ、ようやくニートの名前が呼ばれました。

 

席に着いた瞬間ニートが頼んだのは、「ちゃんぽん(997円)」と「炒飯(不明)」。炭水化物で炭水化物を流し込む王道メニューです。注文してからは素早く、10分もしない内にそれぞれのメニューが目の前に置かれました。

 

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ちゃんぽんはクリーミーで、ミルクのようなコクのあるスープに魚介のダシと豚肉の脂の旨みがたっぷりと感じられます。そして、もちもちで柔らか目の麺とそのスープがまたよく合うのです。シャキシャキとした野菜の食感もたまりません。

 

ちゃんぽんというと、ジャンクなイメージがあるかもしれませんが、むしろこちらの味はジャンクさよりも上品さを感じられるお味。ミルキーなスープがそう感じさせてくれるのかもしれません。

 

一緒に頼んだ炒飯と合わせて、ちゃんぽんを一気に流し込みました。小雨で冷やされた身体を芯から温めてくれるような若干とろみのあるスープは確かに美味しかったです。明治以来、このお店が長崎の地に残り続けているのも分かる気がします。

 

ごちそうさまでした。美味しかったです。

 

ちなみに、意外とニート以外にもお一人様の客もいて、それほど気がねなく食べられる雰囲気でした。もし機会があれば、一度は訪れてみてはいかがでしょうか。