そうだ 大分、行こう。―思いつきの1泊2日の旅―

いつものように実家でごろごろと惰眠をむさぼり一日を終えようとしていたところ、ふと思い出しました。「そうだ今日はゴールデンウィークではないか」と。

 

こうしちゃいられない。早速荷物をまとめて旅行の準備に取り掛かりましょう。私のモットーは思い立ったが吉日。たとえ時間は夕方の6時で日帰り不可能だとしても躊躇なく行動します。悪く言えば考え無し。

 

今回向かう先は大分県。私の実家がある熊本県と同じく九州管内にありながらも、実家からはアクセスが悪くなかなか訪れにくい場所です。

 

逆に言えば、こんな時だからこそじっくり旅したい場所。

 

とはいえ、時期はゴールデンウィークです。当日予約のホテルが空いているか楽天トラベルに一縷の望みをかけてお願い検索。するとルートインのホテルが1件だけ空いていました。さすが大手。大手ホテルは当日予約分の部屋が空いていたりするので本当に助かります。

 

これで旅行の下準備はパーフェクトで完璧。つまりパーペキです。

 

いざ車に乗り込み片道4時間をかけて大分県へ!

 

……と、その前に、時間はもう夜の7時。晩ご飯にはそろそろ良い時間です。先に腹ごしらえを済ませてしまいましょう。

 

ご飯のために立ち寄ったのは北熊本SA。高速バスが休憩するエリアでもある熊本県内でも最大級のサービスエリアです。

 

f:id:nyarumeku:20150504120144j:plain

 

まあ、最大級とは言ってもあくまで熊本県内での話なんですけどね。あんな東名高速のような化け物SAとは比べものになりませんし、比べてもいけません。井の中の蛙は大海なんて知らなくてもいいのです。

 

さっそくSA内のレストランへ。お目当ては熊本県の名物。こちらのSA内のレストランでは、熊本県名物の天草大王(地鶏)やあか牛などを使った料理を提供しているのです。

 

今回は天草大王のから揚げを使った親子丼&タイピーエン&からしレンコンのセット。

 

f:id:nyarumeku:20150504120607j:plain

 

タイピーエン(太平燕)は熊本名物の中華料理ですね。名古屋で作られた台湾ラーメンとは違い、本当に中国の料理です。なぜか熊本県では学校の給食に出てくるほどメジャーな中華料理になっています。

 

お味は、地域やお店によって千差万別で、「これが正しくタイピーエンだ!」と言えるものはありません。なんか中華っぽいスープに春雨が入ってりゃタイピーエンです。ちなみに、こちらは鶏がらスープでした。

 

そして箸休めのからしレンコン。これも熊本名物として有名なやつ。酒飲みのアテには欠かせません。熊本では冠婚葬祭のお膳にはだいたい入っているぐらいポピュラーな付け合せの1つです。

 

レンコンのシャキシャキ感とカラシがつーんと鼻を抜ける感覚がたまりません。初心者は涙を流しながら食べるぐらい刺激の強い食べ物ですが、人によってはお取り寄せをするぐらいハマってしまう食べ物のようです。ちなみに私は大好きです。

 

天草大王の親子丼まで付いて、これで1000円なのだからサービスエリア価格としては大満足。お腹いっぱいになりました。ごちそうさまです。

 

そしてこれも旅行の醍醐味と、SA内のお土産コーナーをぶらぶら。すると、その一角にこんなものを発見。

 

f:id:nyarumeku:20150504121355j:plain

 

ところせましと積み上げられたくまモングッズ。それは壁一面を埋めるほどの黒。熊は山に生息するものですが、ここには熊の山ができています。

 

くまモンって流行りましたよね。私が大学で長野に出ている間に流行っていたので、私としてはあまり馴染みの無いキャラクターなのですが、知人からは「熊本ってくまモンじゃん。そういやお前もくまモンに似てるよね」という汚名名誉を浴びせられるほど熊本を代表するキャラクターになってしまいました。

 

いや、ほんとすごいですよね。そういえば以前、Discover Japanシリーズの『地域ブランドのつくりかた 』という本を読んでいてしったのですが、くまモンってかなり入念なプランを持って売り出しにかかっていたらしいですね。

 

 

まずは熊本県民自身にくまモンを広めてもらおうということで、熊本県民に愛されるキャラを目指した売り出し方を行ったそうです。そして、普通は東京進出が一般的な中で、くまモンのコミカルさを前面に出し、大阪進出を先に行ったのだとか。

 

だから、余計に大学時代は長野に住んでいた私にとってくまモンはなじみが無かったのでしょうね。本当に作戦勝ちした名物キャラだと思います。余談ですが、この本は地域ブランドの実践例がたくさん載っていて面白いので興味がある方はぜひ。

 

さて、一時休憩を終えたところで、また大分県への旅路の始まりです。SAから片道2時間半の代わり映えのしない高速道路の旅を経て、大分県の北東の位置にある「中津市」のルートインホテルへと到着。

 

f:id:nyarumeku:20150504122536j:plain

f:id:nyarumeku:20150504122523j:plain

 

PONTAカードでポイントがたまるということで、ホテルの入り口にはポンタのイメージキャラクターがご鎮座。なんだかご神体みたいです。

 

ちなみに、ここ中津市は、私にとっては特に思い入れの深い土地。なぜなら、ここはカラアゲニストの聖地だからです。私はカラアゲニストの資格を取得しているので、いつかはこのから揚げの聖地である中津市へと足を踏み入れたかったのです。

 

とはいえ、既に時間は夜の10時。もうほとんどのお店も閉まっています。今日のところはベッドでゆっくりお休みし、明日に備えることにしましょう。

 

から揚げへの夢を抱いて、今夜は移動の疲れをいやすことにします。おやすみなさい。

 

関連記事:おすすめの大分旅行編―中津城・昭和村・宇佐神宮―

 

 

今週のお題「ゴールデンウィーク2015」