名古屋には、外国人の方が経営されるカレー屋さんが地味に数多く存在しています。特に、インドカレーを食べられる店舗数はそれなりのもので、日本人の口に合わせたマイルドなカレーを気軽に味わうことができます。
しかも日本人が作る場合よりも人件費が安いためか、カレーの値段もけっこう安いんですよね。貧乏人にはありがたい。
今回は、そんなお手頃なカレー屋さんの一つであり、千種駅から徒歩6分ほどの位置にある「アリアナレストラン」さんへといってきました。
最近、アジア系のカレーにハマっているという知人曰く、こちらのカレー屋さんがいま千種区で最もアツイのだとか。それにしては見た目もやけにチェーン店っぽい。でも、外国人の方が作るお店って安さ重視なのか、確かに見た目がアレなことも少なくないので、そこは気にせず突入。
暗い!めちゃくちゃ薄暗い!
逆光のせいというのもありますが、それ以上に単純に暗いです。知人の舌を疑うわけじゃありませんが、別の意味で若干不安に。まぁ、これも異文化の方が運営するお店だからということで……。
たまに、日本人のお店でも照明を絞り過ぎだろうという真っ暗な飲食店もありますけどね。ムーディな雰囲気を出したいのしょうか。照明代を節約したいのでしょうか。後者じゃないといいなぁ……。
それはともかく、知人の話によると、こちらのお店は毎週水曜日限定でカレー以外にもビリヤニ(カレーを混ぜた炊き込みご飯のような料理)を出しているとのこと。本場の人がやっているお店でも、なかなか食べることができない料理とあって、私はさっそくビリヤニランチ(800円)をオーダーしました。
そして出てきたのがこちら。
一口いただくと、口の中に広がるスパイスの香りと柔らかいお米の食感がたまりません。それなのに全く辛くなくふわふわとした食感。辛いものが苦手なお子様でもペロリとイケるでしょう。見た目はシンプルで質素な料理に見えますが、油分とスパイス、塩気のおかげですごくジューシー。
付け合せのトマトと合わせればサッパリ系の料理に、たまごと合わせればチャーハンのようなお料理にと、組合せ次第で色々な顔を見せてくれるお料理です。そして、スプーンを進めていくと、ビリヤニの中にはゴロゴロとしたサイズのチキンが隠れていました。
これがまた柔らかくて美味い。ビリヤニがジューシーなのは、このチキンの旨みのおかげもあるのでしょうね。セットのサラダとチャイも含めて美味しかったです。
ごちそうさまでした。
ちなみに、私は知人からインド系カレーのお店ということで聞いていたのですが、調べてみると名古屋で唯一イラン・アフガニスタンのような中東の料理を食べられることをウリにしているお店なのだとか。公式ホームページによると、あの戦場カメラマンの渡部陽一さんもお店を訪れたことがあるそうです。
ランチはカレーしかなかったため、そんな印象はあまり受けませんでしたが、ディナーやティータイムに来れば、マトンをベースにした料理など、また異なるメニューもあるようです。
ランチは激安で美味しいカレーを食べに、夜は名古屋で唯一の珍しい中東系の料理を食べにといろいろ使い分けられるお店だと思うので、興味のある方はぜひ。
お得情報として、公式ホームページには「食べログ」や「ぐるなび」などのグルメ情報サイトには載っていないクーポン券があるので、もし行かれる方はそちらも参照してください(いまの時期は10%オフ券だそう)。
以下にアリアナレストランさんの情報を記載しておきます。