愛され系男子になってご飯をおごってもらうためにテーブルマナーの本をまとめ読み

私はたまに人様にご飯に連れて行ってもらうことがあります。それ自体はとてもありがたいことで喜んでついて行くのですが、一つだけ問題があります。

 

それは、私自身がテーブルマナーのような教養といった類のことを全く身につけていないこと。お里が知れるとはまさにこのこと。

 

時たま、ランチで3000円を超えるような(私にとっては)高級日本料理や、本格的なバーなどに連れて行ってもらうのですが、周りのセレブの方々を見渡すと本当にお上品に食事をされています。「ああ、セレブは食べ方までセレブやなぁ」と、しみじみと思うわけです。

 

ただ、私自身は最悪どう思われようが良いんです。もちろん格好よく振る舞いたいという気持ちはありますが、それ以上に、私のマナーが悪いことによって私を同伴に連れてきた人が悪く思われてしまってはいけません。

 

そんなわけで、図書館でテーブルマナーの本を片っ端から読み漁り、テーブルマナーについて勉強をしてきました。

 

一番役に立った本は?

その中で、個人的に最も役に立った本は『完全保存版 見て分かる!スマートな食べ方』でした。色々な本があったのですが、「イラストや写真入りで一番分かりやすい」&「日常のシーンまで網羅している」という点が最も良かったですね。

 

もともとは、高級店でのテーブルマナーを身につけるためにマナー本を読み漁っていたのですが、いろいろな本を読んでいくうちにマナーとは日常の仕種や動作の積み重ねであるのだなと強く感じるようになりました。

 

たとえば、本によっては高級フレンチのコースに合わせて予約や入店から支払までの流れを一つ一つ丁寧に解説してくれていたので、とても参考になるものもありました。

 

ただ、それぞれの場面を切り取ってみると、予約のマナーはフレンチに限らないことですし、フォークやナイフの使い方もファミレスでだって実践できます。それに、コーヒーやケーキを食べる動作は日常のカフェなどでも使えることです。

 

こうやって見ていくと「フレンチのコースだから」使えるマナーというよりは、日常のマナーから高級なフレンチのコースのマナーへとステップアップしていったほうが手っ取り早いし、私の目的にもかなっていると思うようになりました。

 

そういった意味で、日常のマナーを詳しく解説していた『見てわかる!スマートな食べ方』はとても良い本だったと思います。

 

具体的に参考になった点は?

特に面白かった点として、私はよくカフェに行くので、コーヒーの飲み方に関して書いてあったところがすごく参考になりました。たとえば以下の3点。

 

  1. コーヒーのソーサーは持たない
  2. コーヒーのカップは両手で持たない(冷めているという合図になってしまう)
  3. コーヒーカップの穴に指は通さず、4本の指で挟むように持つ

 

私はソーサーを持って飲むほうが“お上品”だと思っていたのですが、ソーサーを持っていいのは紅茶だけらしいですね。また、寒い時などはカップを両手で持っていたのですが、これもマナー違反らしいです。

 

そして最も意外だったのが、カップの穴に指を通してはいけないということ。あれって取っ手だと思っていたんですが、どうやら違うみたいです。実践しようとしても、ついクセで指を入れてしまうので、これが一番大変でした。というか、今でも治せていません。

 

マナーの実践は難しい

コーヒーの飲み方だけでなく、和食の食べ方も矯正しようと思って昨日は「大戸屋」に行ってきたのですが、やっぱり無理でした。なんというか、ぎこちない。美味しんぼで山岡さんが指摘されていましたが、箸の先を1cmしか汚さないなんて今の私からすれば神の領域です。

 

たぶん、4,5cmぐらいは汚れていたかもしれません。……はい、ご飯やみそ汁をかき込むのをやめます。申し訳ありません。

 

ちなみに、練習場所として大戸屋を選んだ理由は「なんか気取っても恥ずかしくなさそうな街の定食屋さん」だからです。それっぽいマダムがたまにいるので、そういった人のマナーを参考に出来ないかなと思った次第です。安直ですね。

 

まあ、それはともかくやっぱり本を何冊か読んだからといってマナーなんて一朝一夕で身につくものじゃありませんね。箸の持ち方や姿勢もそうですが、こういったものは普段から気を付けていないとなかなか改善できるものではないので、少しずつ矯正していきたいと思います。

 

そして、「君はご飯の食べ方が気持ちいいね。私がご飯に連れて行ってあげよう」とたくさんのお金持ちに言ってもらえる奢られ系男子になりたいと思います。マナーの考えから一番遠ざかっている気がしますが、そんなことは気にせず目標に向かってまい進していく所存でございます。