通潤橋でダイナミックな放水を見つつ、美味しいステーキのランチを食べてきました

県外の人に有名な熊本観光の地と言えば、熊本城や阿蘇、天草などでしょう。

 

本州に来てから、ときどき「え?阿蘇って大分県じゃないの?」とか「天草って長崎県じゃないの?」と場所を勘違いされることこそありますが、県外の人にも有名な観光地であることには違いありません。

 

ただ、熊本県民の心に深く残っている観光地があります。その場所は、県内テレビCMで何度も取り上げられたり、熊本空港などのポスターにも採用されるほど県民にはなじみ深い観光地なのですが、意外と他県民には知られていない観光地。

 

その名も通潤橋。未だに本州に来てから通潤橋の名前を聞いたことがありませんが、熊本県内の人間にとってはメジャー過ぎる観光地の一つです。

 

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日本最大級の石橋で、石橋の中を水が流れているという構造の通潤橋。かなり山奥にあるので、車が無いとアクセスしづらく、県外の人にはあまり馴染みがないかもしれません。

 

この通潤橋ですが、13:00になると石橋から放水を始めます。

 

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かなりダイナミックな放水で、間近にいると水しぶきがガンガン顔に飛んでくるぐらい。この放水シーンは下手なテレビCMよりも見かけるというぐらい何度も県内の天気予報などで見るので、熊本県民にとってはある意味見慣れた風景。

 

でも、その割には意外とナマで見たことのある県民って多くないんですよね。「身近な観光地ほど行かない」みたいなものなのかもしれません。

 

ただ、この放水は一日にたった1回だけ、しかも特定の時期にしかしないということで、実際にナマで見ようと思うと意外と見るのが難しいんですよね。個人的には、放水シーンを見るだけでも面白いと思うので、県外の人にもぜひ一度訪ねて欲しい場所です。

 

そんな通潤橋は、橋以外にもいくつかの見どころがあります。なぜかこちらには、木でできた大きなオブジェが並んでいるのです。

 

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なぜ乱太郎とレリゴなんでしょうね……。というか、乱太郎の右腕が無くなってますし……。でも、遠目に見てもエルサは一目で分かるほどの完成度。近くで子どもたちが「オラフはどこ~?」と叫んでいます。私にはオラフの良さが分からないのですが、なぜか子どもたちには人気ですよね。

 

そんなオブジェの隣には、かやぶき屋根のお家が。そして、なぜか軒先の部分の屋根だけは瓦造り。謎です。こういう造りって一般的なのでしょうか。瓦の上に藁を積んだみたいで面白いことは面白いのですが、ちぐはぐな感じ。

 

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そして、通潤橋のそばには物産館やレストランもあります。せっかくいい時間だったので、レストランで一息いれつつ、昼食をとることにしました。

 

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観光地のランチって、観光地価格な上に適当な作りのものが多いですが、侮ること無かれ。こちらのレストランは地味に本格派。カレーが人気のメニューらしいのですが、今回は「肥後の赤うしのステーキ丼(1300円)」をオーダー。

 

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赤みがかかったレアのステーキ。一口噛めば、柔らかいながらもしっかりとした牛のお味が楽しめます。観光地のお料理とは思えないほどしっかりとした素材が使われており、けっこう美味しいです。

 

肥後の牛と言えば、阿蘇で食べられることが多いのですが、通潤橋でも食べられるのでぜひ。一般的な高級肉は脂の美味しさを感じられますが、肥後の赤うしは赤身が美味しいサッパリとしたお肉なので、レアのステーキがおすすめです。

 

手づくりの柑橘系のゼリーやお吸い物など、全てしっかりと作ってあり美味しいお味でした。ごちそうさまでした。

 

個人的に、通潤橋はかなりおすすめの観光スポットなのですが、放水スケジュールがかなり短いので、その点だけは注意が必要です。もし行かれる方は、自分が行く日に放水があるかどうかを調べておくとよいでしょう。お子様連れの方は、欄干などの落下防止柵が無いので、十分に気を付けて連れて行かれることをおすすめします。

 

また、体力のある方は松橋インターから通潤橋へ向かう途中にある「3333段の階段」を登ってみると良いかもしれません。特に、これといって何かがあるわけではないですが、話のネタ程度に。熊本県民ならきっとウケてくれると思いますよ。