生ごみ処理機で補助金をもらおうと思ったけど、名古屋市の手続きが面倒だったので普通に購入した話

 皆さんは生ごみ処理機を使っていますか?

 

生ごみ処理機とは、家庭で出た生ごみを乾燥、あるいはバクテリアなどによって分解する機械のことです。

 

生ごみを乾燥させるタイプの処理機であれば、ゴミを触る気持ち悪さが軽減されますし、体積、重さともに減ることになります。バクテリアで処理するタイプは、生ごみが細かく分解されるため肥料に用いることもできます。

 

エコを手助けするこの生ごみ処理機。生ごみのたくさん出る事業用でこそ広く使われてきましたが、家庭用では“普及している”とは言い難い状況でした。ですが、最近では各自治体でも家庭でこういった生ごみ処理機を購入することを推奨しており、補助金なども出しているとのこと。

 

私もこのビッグウェーブに乗るしかないと思い、さっそく名古屋市の生ごみ処理機の購入補助制度のページを読んでみたのですが、まあめんどくさい!

 

 まず、大前提として、対象者の申請条件を6つを満たす必要があります。

 

  1. 名古屋市内在住の方
  2. ご自身の責任において機器を設置し適切に管理できる方
  3. できた堆肥をなるべく活用できる方
  4. 今年度、生ごみ堆肥化容器及び家庭用電動式生ごみ処理機の購入補助申請をしていない方
  5. 「補助金交付決定通知書」が届いていから機器を購入できる方
  6. 使用状況調査にご協力いただける方(翌年度以降に調査を実施します)

 

うん、この時点でもうすでに少しめんどくさい。でもまあ、使用状況調査をしないと不正利用する方だって出てくるかもしれませんしね。税金を使って補助を受けようとしているのですから、仕方ありません。

 

ちなみに、処理機の購入によって補助金を受けられる額は以下の通り。

 

 1台8,000円または購入価格(※)の2分の1のいずれか低い金額

 

家庭用の生ごみ処理機って、安いものでも1万数千円ですから、半分ぐらいは自腹で払えってことですね……。いや、これは私が完全に悪いんですが、補助金って購入費全てをまかなってもらえると思っていました。

 

とはいえ、それでも補助は補助です。受けられるものなら受けましょう。さて、申請の手続きはというと……?

 

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めんどくさっ!

 

最短でも補助金をもらうまでに1ヵ月以上かかりますし、申請してから生ごみ処理機を買うまでに2週間は待たなければなりません。しかも、書類のやりとりは直接持ち込み不可なので、郵送料がかかります。

 

さらに翌年には使用実績調査にも協力しなければいけないのです。応募は先着順とのことですが、補助金を使わせたくないんじゃないかなと思わせるほど面倒な手続き。

 

ここまで調べて、「最大8000円しか補助してもらえないのなら、やっぱりいいや……」と補助を受けるのをあきらめました。申請してからすぐに補助金をもらえるとは決して思っていませんでしたが、あまりに面倒くさかったです。

 

ちなみに、私が今回購入したのは「リブラン」という、生ごみを乾燥させるタイプの処理機。扇風機のように強力な風をモーターで発生させ、それを生ごみに当てることで乾燥させる処理機です。

 

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あまり生臭いものを処理はしていませんが、果物の皮や野菜、お茶がらぐらいならほとんど臭いもなく処理してくれるので重宝しています。

 

レビューでは騒音がひどいなどと書いてありましたが、音はせいぜい扇風機の強モードぐらいの音なので、寝ている間にスイッチを押せば翌朝にはパリパリに乾いているような状態。

 

1人暮らしだと生ごみのたまるスピードが遅く、夏の悪臭が気になりますが、乾燥させていれば問題ありません。個人的な使用感としては満足しています。

 

補助金は受けられませんでしたが、商品自体は良かったので良しとしましょう。良いものはちゃんと自腹で買わなきゃですよね!

 

話は変わりますが、私と違って「多少の手間をかけてでも補助金をもらいたい」という方もいらっしゃるかと思います。その際は、「市町村の助成金の対象になる商品です」と書かれた処理機を買うように注意しましょう。

 

製品によっては助成金をもらえないものも存在するので、購入する前によく確認しておくことが重要です。