ニートの西日本横断記 ―1日目(前半)―
どーも、ニートです。
昨日ニートは、現在の住居である名古屋から実家の熊本まで、青春18切符という素晴らしいアイテムを使って、ぶらり途中下車の旅を刊行しました。
一日目の最終目的地は、山口県は下関。現地表記では「ふく」と呼ばれるフグ料理が豊富なことで知られています。
ただし青春18切符を使うと、下関までは鈍行列車の旅になるので、普段のニート生活のように無計画では、夜までに下関につくことはできません。
欲張りなニートは、「どうにかして晩御飯を下関で食べられないか……」と考え、以下のような旅行プランを計画しました。
朝6時から夜の7時ぐらいまで、ほぼ電車に乗りっぱなしという地獄のような旅です。ただ、これは今思えばですが、それほど苦痛というわけではありませんでしたね。
結構、1つの電車に乗っている時間が極端に長かったり極端に短かったりで、ぐっすり休める時もあれば、せかせか動き回らなければならない時もあったので、退屈はしませんでした(体力的には疲れましたが……)。
しかしながら、ニートは上の乗り換え案内を見て全く違和感を抱かったのですが、この注意力の無さがのちにニートの身に悲劇を呼びます……。
さて、そんな旅行プランを立ててしまったニートですから、当然早起きをしなければなりません。
朝の名古屋駅のホームにニートが降り立ちます。
これから12時間の旅ですから、「飲み物も朝ご飯もしっかり済ませよう」と思い、駅のホームを探すのですが、当然どこも閉店中。
はい、アホです。何が「計画を持って」でしょうか。早速ニートの計画性の無さが露呈しました。
そりゃそうですよね。朝の6時からお店を開ける意味もありません。
しょんぼりして、ドナドナを頭の中で流しながら電車で西日本へと向かいます。
ニートは悲そうな瞳をしているだけで、可愛い子牛なんかではないですけどね。
そして、鈍行列車という名の荷馬車で西の方へと向かっていたのですが「下関へ行くまでに、どこかでランチをしたい」という思いもあって、早めの時間設定で出発したのが功を奏しました。
先ほども述べたように、乗り換え案内の時刻表示にはとある重大な問題が隠れていました。それは、インターネットが提出してくれる乗り換え案内は、人間様向けの動きをしていないことが原因でした。
もうすでにお分かりの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そう、この乗り換え案内の時間設定は「ト イ レ 休 憩 の 時 間 が 設 け ら れ て い な い」のです。
乗り換え時間が最長でも4分なんて、電車を降りて目の前にでもお手洗いが無ければ間に合いそうもません。
膀胱が張り裂けそうだったニートは、ぶらり旅途中で岡山駅へと降り、すぐさまお手洗いへと駆けつけます。
まぁ、お手洗いの方は何とか無事間に合ったので、用を足すという用事の方を済ませたニートはついでにランチを食べられるところが無いか、岡山駅周辺を散策。
こういう時はせっかくですから駅構内や駅前ではなく、ちょっと裏通りの方を散策したいですよね。
そんなちょっとした動きが、旅先でのスパイスになります。
ミスターチルドレンだって「人生をフルコ一スで深く味わうための幾つものスパイス」の必要性を歌ってますし、旅行にだってちょっとした刺激は必要です。
膀胱への刺激はこれっきりにして欲しいですが……。
さて、そんなこんなで岡山駅周辺を歩くこと徒歩数分。裏通りに可愛らしいカフェを見つけました。
それがこちら。「Balloom」さん。
奥さんと旦那さんでしょうか?お2人で経営されているようで、一階は厨房とレジ、二階はテーブル席がたった3席という、こじんまりとした可愛らしいお店です。
旅先でこういうお店に出会えるのは、ありがたいことですよね。
ニートは早速店内へと入り、二階へと案内されます。
店内の雰囲気も、外観に負けず劣らず良い感じです。
さっそくニートは日替わりランチ(1000yen)とジンジャーシロップソーダ(600yen)を頼みます。
それで出てきたランチがこちら。
ポークソテーにトマトソースをかけたメインディッシュ、サラダ、味噌汁、冷奴、ご飯という健康的な洋食屋さん的ラインナップ。
「なぜ冷奴?」と思ったのですが、食べログを見ると、ご家族の方が豆腐屋さんをされているのですね。
ちなみに、こちらのお味の方は申し分ありませんでした。
ポークソテーは少し強めに塩コショウが効いており、味付けを薄めにして酸味、フレッシュさを強調したトマトソースと非常に相性が良かったです。
味噌汁もちゃんと出汁が効いており、サラダに添えられているパスタも当然一から手作りのもの。
箸休めに冷奴やサラダに手を伸ばしながら、白ご飯を平らげました。
そして食後には、ジンジャーシロップソーダ。
こちらも目の前のサーバーからペリエ(炭酸水)を提供してくれるためか、非常にフレッシュ。
底に溜まったジンジャーシロップの少し辛みの効いた甘さと、ライムの酸味が合わさって、口の中を洗い流してくれます。
うん、全体的に「フレッシュ」という言葉が似合うお店でしたね。ごちそうさまでした。
それから、またニートは下関方面へと向かうのですが、記事が長くなってきたので「ニートの旅行記一日目(後半編)」はまた明日。
To Be Continued……