ニート、カフェへ行く ―社会の輪から外れたニートが社会の憩いの場へ―
どうも、ニートです。
今日はぶらぶらと近所の散歩ついでにカフェへ行ってきました。
場所は千種区にある「coffee Mathilda」さん
スペシャルティコーヒーと呼ばれるこだわりの豆がウリのカフェです。
店内に入ってまず目に付くのはご夫婦の赤ちゃん。
こんな社会の底辺にも優しい笑顔でお出迎えです。
もちろん、赤ちゃんに肖像権を確認するわけにもいかないので、写真はありません。
代わりにご夫婦に許可をいただいた店内写真を。
ニートには似つかわしくないおしゃれな空間です。
とはいえ、ニートも立派な自称社交派。
積極的にカウンターへと向かいます。
個人的に、カウンターに座って料理人とかバリスタとか職人の方の手元を見ているのって好きなんですよね。
あ、不審者とか言うのはやめてください。泣いてしまいます。
でも、そんな不審なニートにも心優しくメニューを手渡してくれるマスター。
営業スマイル?そんなことあるわけないじゃないですか。
そしてニートは手渡されたメニューの中からアイスカフェラテを選択。
カフェめぐりが趣味のくせに、苦いのが苦手なんです。
物理的にも社会的にも甘やかされたいタイプのニートです。
それからしばらく経って届いたのがこちら。
ニートは地味にこのコーヒーとミルクのコントラストが好きだったりします。
ラーメンに浮いている透明の脂しかり、淹れたてのホットコーヒーの上に浮く金色の泡しかり、料理はまず目で見て味わうものだと思います。
さて、いよいよアイスラテを口にすると、ラテが舌の上を通り、のどを通り、胃へと流れていき、外を歩いて火照ったニートの身体を急速に冷やしてくれます。
個人的に、暑いときのミルクって凄く体に染みわたる感じがするんですよね。
そしてもちろん、その冷たさだけでなく、豆やミルクにこだわっていらっしゃるというマスターの言葉通り、味も抜群です。
自家製のガムシロの甘みとコーヒーのほんのりとした苦味が良いコントラストになって舌を楽しませてくれます。
うん、これはいい。
たった一杯のアイスラテが世間の喧騒を忘れさせてくれます。
ええ、ニートは世間の喧騒の中に入ってないんですけどね。
それから、ふと視線を右にやると、カウンターにあったパンの群れを発見。
これは何ですかと尋ねると、今度新たに始めるビュッフェに使うパンなのだそうです。
「ビュッフェ」……ひびきがいいですね。
バイキングとか食べ放題よりもおしゃれな感じがします。
無職とかぷー太郎よりニートって言った方がカッコいいのと一緒です。
そうしてゆっくりとした時間が流れていき、ニートはカフェを立ち去ります。
ああいう社会の憩いの場に社会の輪を外れた者が長居しちゃいけないんです。
今日は、いつも以上にゆっくりできました。
やっぱり個人経営のカフェって空間は心癒されますね。
スタバとかドトールとかチェーン店には無い独特の空気があります。
Coffee Mathildaさん、皆さんも訪れてはいかがでしょうか?
追記
最近、mathildaさんのオーナーさんがカフェをやめられて、コーヒーの器具や豆なども販売するコーヒーのセミナールームを立ち上げられたようです。カフェでなくなったのは残念ですが、もしご興味があれば皆さんも訪ねてみてはいかがでしょうか。