【なぜか】ニートとオジサマの池下駅探訪【シリーズ化】
どうも、ニートです。
昨日もまたパトロn……優しいオジサマと一緒にお食事に行ってきました。
七夕に男2人が集まって何してんだという意見もあるかもしれませんが、いいんです。どこかで織姫に出会えるかもしれないですし。
さて、そんな冴えない彦星2人でまず向かったのがこちら。
名古屋の東山線沿線上である池下駅から歩いてすぐの「おふくろ料理 かこちゃん」。
どこか懐かしい雰囲気を醸し出す小料理屋さんです。
のれんをくぐると、おじさんが1人と若者の男女2人が、お母さんとお話しています。
これを言うと失礼かも知れませんが、若者がいるようなお店に見えなかったので、ちょっと意外。
でも、三人の話に耳を傾けてみると納得しました。
「最近ボクのお店が大変でね……」「あら、でもあなたは頑張ってるじゃない」なんて……。ああ、ここは「おふくろの料理」を出すだけじゃなくて、本当に「おふくろがいる料理店」なんだなぁと納得。
そんなおふくろのお店でカウンターの前に座ると、数々のお料理がニートとおじさまを迎えてくれます。
ここから好きなものを選ぶシステムのようです。
もちろん全て手作り(手振れがひどくて申し訳ありません)。
うん、どれも少し懐かしさを覚える料理の数々。
田舎出身のニートにはたまらない。
写真には写っていませんが、ニートたちは早速おでんを注文し、生ビールと一緒にいただくことにします。
鉄板の組み合わせです。
タネは、タコと里芋、厚揚げに大根。
名古屋風の味噌ではなく、出汁のきいた醤油味。
居酒屋ではないので、味もきつすぎるということはありません。
うん、これは美味しい。
ニートは基本的に、出汁をちゃんととってない料理があまり好きではありません。
最近の「定食屋」はこの出汁を取る作業を省く、あるいは顆粒だしで済ませてしまうので、コクの無い味になりがちです。
でも、ここは違います。
お母さんにうかがったところ、まずお店に来てから始まるのは大量の出汁汁を作る作業だそう。
頭の下がる思いで、味の染みた大根を噛みしめます。
次に頼んだのが、目の前にあってずっと気になっていた「イワシの梅肉煮」。
今はイワシが美味しい季節なのできっと脂ものっていることでしょう。
注文すると、イワシの上にはレモンが2切れ。
ニートはレモンと一緒に食べるのは初めてです。
まずは、何もかけずに一口いただきます。
これが言うまでもなく、美味しい。
和風の甘辛さとイワシの脂が絶妙にマッチします。
それから、つつ、とレモンをひと絞り。イワシを口に運ぶとこれまた先ほどとは違ったさっぱりしたお味。
いやはや美味い。イワシの脂、和風の甘辛さ、内臓部分のほんのりとした苦味、どれとも喧嘩せずその味を引き立ててくれます。
こんな組み合わせもあったとは……!
そして、ニートが生ビールを飲み干し日本酒へと移ったころ、オジサマがお勧めのものがあるということで「玉ねぎの包み揚げ」を注文しました。
それがこちら。
見た目には分かりませんが、中にはたっぷりの細かく刻んだ玉ねぎが。
一緒に、田作りも添えられているのが嬉しい。
まずは、奥のからしを溶かした醤油で、包み揚げをいただきます。
玉ねぎに火が通りすぎておらず、絶妙なシャクシャク感と甘みがからし醤油とマッチします。
ああ、こういうお料理もいいですね。
お孫さんが大好きな料理の1つだそうで、確かにこのからしを抜いて醤油でいただけば、大人よりも子どもが好きな味になるかもしれません。
料理好きなニートには大変参考になります。
そして、箸休めに田作り。
特にニートには子だくさんをお願いする意味もありませんが、縁起物に意味なんてもとめちゃいけないんです。
肝心のお味ですが、ここでは普通の作り方に加え、鷹の爪を少し加えているようで、ピリリとした辛さがあります。
うーん、酒が進む。
人様のお金にもかかわらず、ニートは二杯目の日本酒を冷やで注文してしまいました。
うん、ごちそうさまでした。
そして、いよいよ会計の時になったのですが、このお店に入ってニートを一番びっくりさせたのがこのお会計。
ビール1杯に日本酒2杯、料理を3品(+サービスで出し巻き卵)で、2人で合計5500円!本当に安い!
下手な居酒屋なんかに行くよりもよっぽどこちらに来た方が良いです。
またニートが自分のお金で稼げるようになったら、ぜひ伺いたいなぁと思った「おふくろ料理 かこちゃん」でした。
ちなみに、お母さんにうかがったところ、このお店にホームページは無いそう。
ですので、もしも伺いたいという方がいらっしゃれば、下の適当な地図でも参考にして下さい(住所や電話番号も記載しておきます)。