電子書籍はKindle?楽天kobo?honto?ただの本好きが勝手に比較してみた

私は電子書籍が大好きで、特に雑誌や小説はもっぱら紙の書籍よりも電子書籍で読んでいます。雑誌のように定期的に買うものや、小説の中でもシリーズものなんかは紙媒体だと部屋のスペースをだいぶ取ってしまうので、1人暮らしでは不便なんですよね。自分の書斎があるならまだしも。

ただ、電子書籍サービスって色々なサービスが在り過ぎて、しかもいろいろとサービスを展開しているので、正直よく分かりません。そこで、いったん自分の備忘録も兼ねて電子書籍の大手サービスなどのメリット・デメリットを比較しようかなと思います。

今回は、私が利用しているAmazonの「Kindle」 、楽天の「楽天kobo」、丸善・ジュンク堂系列の「honto」を比較したいと思います。

 

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一番書籍数が多いのはどれ?

多くの人が気になるのは、各サービスの書籍数かもしれません。ですが、この問題に回答を出すのはとても難しいのです。

 

一応、2015年のデータでは、見た目の数字としてはhonto > 楽天kobo > Kindleの順番で蔵書数が多いことになっています。ただ、この数値は実感とはかけ離れています。

たとえば、ライトノベルなどの新作は確実にKindleが一番出るのが早いですし、Kindleにはあるのに、楽天koboやhontoには商品が無いというパターンが多くあります。

その意味で正確な数値は分かりませんが、個人的な感覚としてはKindle > 楽天kobo > hontoの順で蔵書数が多いように思います。あくまで体感です。繰り返しになりますが、“見た目の数値”としてはAmazonの蔵書数が一番少なく、honto > 楽天kobo > Kindleと言われています。

 

(指摘があったので補足: たとえばhontoの見た目の蔵書数が一番多いとされますが、特定の商品を検索すると、通常価格と期間限定価格がそれぞれ1商品としてカウントされたりしています。このように、サービス間でのカウント数が全く違い、現状では蔵書数の正確な比較は難しい状況なのです。全ての本を目視でカウントでもしなければ正確な蔵書数の比較は難しいでしょう)

 

結局のところ、ここは個人で判断するしかないと思うので、“私は”何が何でも読みたい商品や、早く読みたい本があるならAmazonのKindleをとりあえずお勧めしたいと思います。

 

割引サービスや特典が多いのは?

AmazonのKindleでは日替わりでセールをやっています。また、時々、出版社の方でセールをやっていることがあります。これは楽天koboやhontoなどでは、あまり見かけないサービスです。

 

Kindle日替わりセール

 

その代わり、楽天koboやhontoにはKindleに無いサービスがあります。それがポイントサービスと割引クーポンです。

 

Kindleでは、特定の商品を買った時のみポイントが返ってくることがありますが、楽天koboやhontoでは、必ずポイントが返ってきます。しかも、これらのサービスはどちらも割引クーポンを配信しています。

 

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楽天koboはたまにクーポンが送られてくるぐらいですが、hontoは1週間に1枚送られてくるレベルでクーポンを送ってきます。それも10%どころではなく、だいたい2,30%、時には50%引きなんてこともあります。

 

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その意味で、通常時の安さで言えば、Kindle > 楽天kobo > hontoですが、クーポンありきなら、honto > 楽天kobo > Kindleだと言えるでしょう。ちなみに、hontoのクーポンはほぼ毎週送られてくるので、実質クーポンありきの値段だと考えて大丈夫です。ただし、hontoは新刊などに関して、出版社によっては少し弱い部分があるので、その点だけは注意が必要です。

 

一方、楽天koboには楽天カードを使うと2倍のポイントがたまりやすくなるという特典もあります。楽天のサービスをよく利用するという方は、楽天クレジットカードの登録を考えてみてもいいでしょう。

 

電子書籍の読みやすさは?

電子書籍の読みやすさは、個人個人が使いたい機能によって違うと思います。たとえば、Kindleの良さは「辞書機能の使い勝手の良さ」と「一冊を読むのにかかる時間が分かること」です。

 

Kindleの文章をタッチ、スワイプすると辞書機能が使えます。これは他の電子書籍でも同様ですが、Kindleはとにかく使い勝手が良いです。そして、タブレットやスマホで読んでいる場合、自分の読書スピードから読み終わるまでの時間の目安を計測してくれます。これが意外とありがたいです。

 

こういった機能が使いたい方には、Kindleはお勧めかもしれません。ただ、たくさんの電子データを持っている方には、ちょっと不便です。特に、同じタイトルのシリーズものをよく読む方には少しデータの整理が面倒かもしれません。

 

楽天koboはツールとしては可もなく不可もなくです。読みやすいですが、これといって優れた機能はありません。強いて言えば、未読と既読、読んでいる途中の本を区別しやすいといったところがメリットでしょうか(私は一気読みをするタイプなのであまり使いませんが……)。

 

hontoは「自分で読みたいサイズのフォントを選べること」「本の整理がしやすいこと」がメリットだと思います。hontoで買ったシリーズものは一括でまとめられますし、自分でフォルダを作ってデータを分けることもできます。たくさんの本を買いたいという方にはhontoが一番使いやすいでしょう。

 

まとめ

安く本を買いたいなら、個人的にはhontoが一番お勧めです。それこそ、50%引きぐらいの値段で本を購入することもできます。そして、とにかくたくさんの商品を比較しながら最新の本を読みたいというかたにはKindleが合うかと思います。また、スマホやタブレットで読みたいという方にはhontoかkindleが合うでしょう。

 

一方、楽天koboも商品が充実していますので、時々送られてくるクーポンや楽天のポイントサービスなどと組み合わせることでかなり有効に利用できると思います。あとは、楽天カードを使うと、ポイントが倍でたまりやすくなるため、クレジットカードユーザーにとってはある意味一番お得な電子書籍サービスかもしれません。

 

個人的には、どれか特定の電子書籍サービスだけを利用するのではなく、その時その時で使い分けるというやり方をお勧めします。ぜひ、皆さんも電子書籍サービスを色々と利用してみて下さい。