名古屋のこじんまりとしたケーキ屋さんでアルコールの香り高いケーキを食べてきた

名古屋にいると、“東京の〇〇で修行したお店”というのをよく耳にします。大阪で修行したとはあまり聞きませんが、東京で修行したというのはよく聞きます。大阪で修行したと耳にするのはせいぜいタコ焼きかお好み焼きぐらいです。摩訶不思議。

 

まぁ、それはともかく今回訪れたのは、そんな東京の有名店「イル・プルー」で修行されたという「アヴァロン」さん。八事駅という名古屋でもハイソな方たちが住むエリアにあるケーキ屋さんです。

 

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八事の交差点から少し奥まった路地へと入った場所に、ひっそりとたたずむ小さなお店。白をベースにした可愛らしい外観が良いですね。

 

店内もそれほど広いわけではなく、数人が入ってしまえば満杯になるほど。私の場合、こじんまりとしたお店は秘密基地みたいで地味に好きだったりします。店員さんはお二人で切り盛りされているようで、接客の感じも悪くありません。

 

さてさて、さっそくケーキのラインナップを見てみるのですが、やっぱりケーキ屋さんのショーウインドウってキレイですよね。昔ながらの和菓子屋さんだと、なかなかパッと見の印象で選ぶというのができないので、名前を見てもよく分からない素人にとって、こういう見せ方はありがたい。

 

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ということで、適当にパッと見で美味しそうなやつや店長のおススメと書いてあるお品をポンポンと購入。保冷剤を詰めてもらって持ち帰って来たのがこちらの3点です。

 

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うん、きれい。まず一番に開いたのが、「抹茶とオレンジ(436円)」。抹茶の緑とオレンジのコントラストが美しいケーキです。

 

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一番上の層のオレンジの甘みが強めに付けてあるので、最初は甘みを強く感じるのですが、抹茶のほろ苦さと合わさって口の中でちょうどいい塩梅に混ざり合う一品。

 

抹茶が入っているので和菓子っぽくなるかと思いきや、意外と洋菓子しています。お酒の香りのおかげでしょうか?真ん中のクリームのおかげでしょうか?確かに、これは洋菓子であり、ケーキです。面白いですね。

 

お次の品は「ビュッシュロン(408円)」。花びらのように散らされたチョコレートが面白く、秋の落ち葉のようにも見えます。

 

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こちらはなにより食感が面白い。表面に張られたチョコレートの欠片と上に載せられたチョコレートが違った味、滑らかさで、同じチョコレートでも全く異なる食感になります。コクが強めな一品です。

 

そして最後は「トランシュシャンプノワーズ(473円)」。とらんしゅしゃんぷのわーず……全く意味が分かりません。田舎もんの私はトランポリンぐらいしか知りません。

 

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ただ、名前の複雑さとは裏腹に、意外とお味の方はシンプル。果物の酸味、生クリームの甘みにチョコレートのコクが合わさった一品で、かなりお酒の香りを感じられるお品です。

 

ちなみに、アヴァロンさんのケーキに関して私は美味しく食べられましたが、アルコールに弱い方はご注意ください。ショートケーキなどは食べていないので分かりませんが、全体的に強めにアルコールが効いています。その中でも特に、「トランシュシャンプノワーズ」はかなり強めです。

 

ウイスキーボンボンで酔っ払ってしまうような、極端にアルコールに弱い人だと酔っ払ってしまう可能性があります(というか、私の知人が酔いました)。美味しいですし、香りもいいのですが、その点だけはご注意を。

 

おそらくショートケーキなどはアルコールも入っていないと思うので、お子様やお酒に弱い方にはそういった配慮をしてあげると良いかもしれません。まぁ、さすがにウイスキーボンボンで酔うようなレベルの人はそういないと思うので、大多数の人は大丈夫だと思いますけどね。

 

うん、でも私個人としては美味しかったと思います。ごちそうさまでした。

 

以下に、アヴァロンさんの情報を記載しておきます。